FIREとは?実は1つだけではないFIREの種類

こんにちは!
リリィです!

今回はFIREという単語とその種類についてご紹介します。

FIREとは

まずはFIREという単語について説明します。

FIREは大きくFIとREに分けられ、それぞれ英語の頭文字になっています。

それぞれ

  • FI: Financial Independence:経済的自立
  • RE: Retire Early:早期退職

を意味します。

FI:経済的自立

経済的自立というと、親元を離れ自分で働いたお給料で生計を立てている状態を一般的にイメージします。

しかし、ここでいう経済的自立とは不労所得が支出を上回った状態を指します。
通常は年単位で考えることが多いですが、不労所得のキャッシュフローに合わせて考えます。

ここでいう経済的自立

不労所得(配当金や家賃収入など) > 支出

例えば、年間の配当金総額が200万円、年間の支出総額が150万であれば経済的自立を達成しているといえます。(金額は適当)
この状態になれば収入を労働に頼らなくてもよくなるため、自立しているという表現になります。

RI:早期退職

こちらは特別な意味はありません。
ただ早く退職することを指します。

とはいえ、一時的な退職(転職)ではなく、雇われとして働くことをやめる、いわゆる引退が近しい表現となります。

こと日本においては定年とされる60歳や65歳まで、必要があれば体が動く限りどこかの会社に雇われて働き、退職となるのが一般的です。

RIは早期退職を指しますので、定年を迎える前に50歳、ないしもっと若い時に自分から退職するということですね。

ここまでをまとめるとFIREとは以下で説明されます。

FIRE(Financial Independence Retire Early)

不労所得で生活費をすべて賄い、定年よりも早く退職すること。

つまり、FIREを目指すということは

  1. あらゆる手段でお金を稼ぎ
  2. 金融資産を買うことで不労所得を増やし
  3. 生活費を必要最小限にすることで
  4. 労働が必要ない生活を目指す

ということですね。

FIREの種類

FIREを目指すための具体的な方法論はまた別の機会にするとして、ここからはFIREの種類について紹介します。
種類といっても難しいことはなく、考え方の違いのようなものなので気負わずに見ていただければ。

巷では大きく分けて4種類の考え方が叫ばれています。
一つずつ見ていきましょう

  • Fat FIRE
  • Lean FIRE
  • Side FIRE(バリスタ FIRE)
  • Coast FIRE

Fat FIRE

Fatは「太った」というニュアンスです。

生活に必要最低限な支出に加えて、趣味や旅行などお金の心配を一切しない生活を実現させるFIREを指します。
不労所得を最大化しようという考え方ですね。

できることならだれもがFat FIREを目指すことでしょうが、これを実現するには相当な規模の資産が必要になります。
誰もが実現できるわけではないのでなんとか庶民でもFIREできないかというのが次に紹介するLean FIREになります。

Lean FIRE

leanは「痩せている」というニュアンスです。
fatの逆ですね。

本当に必要最低限な支出だけに抑えて、支出のほうを最小化することでFIREを目指します。

お金のかかる趣味を持っていなかったり、ご飯や住居にもこだわりがないという方にはお勧めです。

とはいえ、節約はドケチのことではないとはいえ、大きめの支出が必要になるとすこしお金の心配をしなければなりません。

もう少し現実的な解はないものでしょうか。

Side FIRE(バリスタ FIRE)

そこで出てくるのがSide FIREです。(バリスタFIREと紹介されていることもあります。)

これは、必要最低限な支出を不労所得で賄い、趣味や旅行などの支出は働いて稼ぐことでFIREを目指します。
半分働くのでSideということですね。

いやいや!働いてるならFIREじゃないやん!という声が聞こえてきそうですが、生活のために働いていた時とは状況が大きく違います。
Side FIREを達成している状態の場合、ある日突然働くのをやめても生活に困らないのです。

必要最低限な支出を労働で賄っている場合はそうはいきませんのでここが大きな違いとなります。
また、安定した収入を重要視する必要がなくなるため、雇われのサラリーマンではなくアルバイトや副業が選択肢に入ってきます。

Coast FIRE

最後がCoast FIRE。
Coastは「のんびり過ごす」というニュアンスですね。

これは、Fat FIREを達成しているが、働きたいから働いている状態を指します。
こちらも働いていますが、やはりいつでも辞めることができる点で大きく違います。

まぁそもそもFat FIRE自体が相当な難易度ですのであまり庶民には関係ないかもしれませんね。

まとめ

さて、ここまでFIREという単語やその種類について説明してきました。
個人的には我々庶民にはSide FIREが現実的かつ理想的な選択肢ではないかと思います。

完全に仕事をやめると社会とのかかわりがなくなってしまいますし、やっぱり趣味にもお金を使いたいですからね。

FIREと聞いて、生活費をすべて不労所得でまかなわきゃいけないと思い込んでしまうと実現可能性が著しく落ちてしまいます。
思考停止せず、どうすれば理想の生活に手が届くのか考えていきたいですね。